2021/04/15

デルタ電子「RE100」に加盟
~2030年までに100%再生エネルギーによる事業運営を目標~

2021年3月16日、電力・熱管理ソリューションのグローバルリーダーであるデルタ電子(Delta Electronics,Inc.)は、世界すべての拠点を対象に、再生可能エネルギーの100%の使用とカーボンニュートラルへの取り組みを伴う世界で最も影響力のあるイニシアチブ「RE100」に加盟したことを発表しました。2030年までにRE100の達成を目標としています。



デルタは、2017年にScience Based Targets(SBT、科学的整合性のある目標設定)を実施し、2025年までに炭素強度(炭素排出量)を56.6%削減することを約束しました。2020年には炭素強度は32%以上低下し、再生可能エネルギーの使用率は総電力消費量の約45%をカバーすると予想されています。さらに本年、デルタ取締役会とESG委員会は、炭素排出量の削減をさらに促進するために、同社グローバル事業運営において、1トンあたり300米ドルの内部炭素価格を設定しました。本価格は、内部の省エネプロジェクトと再生可能エネルギーの調達に資金を提供します。これらのイニシアチブは、持続可能な開発の柱であるカーボンニュートラルに向けたデルタの継続的な貢献を表しています。

The Climate Groupの共同リーダー兼RE100シニア・インパクト・マネージャーであるAleksandra Klassen氏は、次のように述べています。「デルタ社がCDPと提携してThe Climate Groupが主導するグローバルイニシアチブであるRE100に参加したことを嬉しく思います。デルタ社は、2030年までに再生可能電力100%使用に取り組むことで、持続可能性の向上に向けて重要な一歩を踏み出し、市場の変化を推進することに取り組む企業の数を増やしてゆけます。これは、再生可能エネルギーがビジネス上理にかなっているという強力なメッセージをも発信します。」

デルタのCEOであるPing Chengは、次のように述べています。「弊社の50周年にRE100に参加できることを非常に誇りに思います。世界中のお客様やパートナーと協力して、地球の持続可能な未来を創造したいと考えています。 『より良い明日のために革新的でクリーンかつ高効率なエネルギーソリューションを提供する』という企業使命を持って、弊社は長い間気候変動に関心を持ち、国際的なイニシアチブに積極的に参加してきました。 2015年には、WeMean Businessに参加、2017年にScience Based Targets(SBT)を実施、2025年までに炭素強度を56.6%削減することを約束しました。太陽光エネルギーの自家発電、省エネプロジェクト、再生可能エネルギーのグリーン電力証書の購入などにより、2020年に炭素強度が32%以上低下し、3年連続で年間SBTを達成しました。弊社の事業における再生可能エネルギーの貢献は2019年に44.1%に達しました。効率的なパワーエレクトロニクスのリーダーである弊社は、省エネソリューションの育成を続け、1.5℃未満の地球温暖化の抑制にも積極的に貢献しています。」

デルタの掲げた再生可能エネルギーの目標は、業界において先進的なものであり、またその事業は世界5大陸すべてに展開しているため、さまざまな国の再生可能エネルギー開発と支援規制の課題を克服する必要があります。省エネの追求、太陽光エネルギーの自家発電、および自らが所有する発電所に重点を置くとともに、地域のグリーン電力市場の取引成熟度を評価し、RE100目標を達成するために電力購入契約(PPA)と再生可能エネルギー証明書(REC)も検討しています。デルタはまた、RE100イニシアチブに参加することで、サプライチェーンにおけるグリーンエネルギーの開発をさらに推進し、再生可能エネルギーとカーボンニュートラルを100%使用するために業界全体を準備するためのコア省エネおよび炭素削減技術の経験を顧客に提供することが促進されることを期待しています。

デルタは長年に渡り再生可能エネルギーを導入し、関連するソリューションを積極的に開発し、PPAとRECを介して再生可能エネルギーの使用率を高めてきました。 2019年には、電力消費量における再生可能エネルギーの使用率は44.1%に達しました。デルタの主要工場に設置された太陽光発電システムにより2,320万kWhのグリーン電力を調達、また1億7,000万kWhの再生可能エネルギーのグリーン電力証書を利用することで、2018年と比較して合計156,204トンのCO2eを削減。再生可能エネルギーの総使用量は約45%に達しました。

RE100は、The Climate GroupとCDP(Carbon Disclosure Project)が主導する世界的な再生可能エネルギーイニシアチブです。参加企業は、2020年から2050年の間に100%のグリーン電力使用スケジュールを達成することを公約し、毎年計画を立てる必要があります。現在、ハイテク企業、金融、飲食、ヘルスケアなどの大企業を含む290を超えるメンバーが加盟し、グリーン電力投資、再生可能エネルギー証明書の購入、グリーン署名を通じてグリーン電力使用の目標を達成しようとしています。


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<デルタグループについて>
デルタグループは世界有数のスイッチング電源、冷却ファンメーカーであり、またパワーマネジメント、電子部品、ディスプレイ、FA、ネットワークから再生可能エネルギーソリューションまで広範に渡る機器とサービスを提供しております。1971年に台湾で創業し、現在では世界各地に営業拠点と製造拠点を擁しております。
ホームページ:http://www.deltaww.com
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【本リリースに関するお問合せ先】
デルタ電子株式会社マーケティング課
e-mail: jpmarketing@deltaww.com
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ニュースソース:デルタ電子株式会社