2021/01/21

気候変動と水セキュリティ分野において貢献が評価され、CDPから「A」ランクのリーダーシップレベルに認定

デルタは、CDPが発表した「地球気候変動報告書2020」の「気候変動」と「水セキュリティ」のカテゴリーにおいて、「A」ランクのリーダーシップレベルにあると評価されました。




2020年12月8日、電源・熱管理ソリューションの世界的リーダーであるデルタは、環境問題に取り組む著名な非営利団体であるCDPが発表した「地球気候変動報告書2020」で「気候変動」と「水セキュリティ」のカテゴリーにおいて、「A」ランクのリーダーシップレベルにあると評価されたことを公表しました。今回のCDP評価に回答した世界の企業9,600社のうち、デルタは前述の2つカテゴリーで「A」ランクを取得した数少ない台湾の有力企業です。この評価は、デルタが世界の持続可能な開発の動向を通して、気候変動と水セキュリティの課題に大きく貢献していることを示しています。

デルタの周志宏(Zhou Zhi Hong)最高持続可能性責任者(Chief Sustainable Officer)は、「デルタの取り組みと実績が、CDPのような影響力の強い国際的な評価機関から認められていることを光栄に思います。デルタは以前から、気候変動に注目し、省エネを促進する国際的なイニシアティブ活動を積極的に行ってきました。2015年には《We Mean Business》の取り組みに参加、2017年には、《SBT(Science-based Targets)》を通じて、炭素原単位を2025年までに2014年比で56.6%削減し、企業における温室効果ガス排出削減の目標を達成しました。2018年、2019年と2年連続でSBTのマイルストーンを達成しています。また、デルタ電子ファウンデーションによる8K環境ドキュメンタリー映画「水起・台湾(Water with Life in Taiwan)」のドキュメンタリー上映ツアーを通じて水資源の大切さを呼びかけ、国連気候変動枠組条約締約国会議 (COP)のサイドイベントにおける節水対策の共有や環境教育を推進してきました。また、2020年は水密集度を2015年と比較して30%低減させ、2019年には雨水の貯留・利用、水のリサイクル、水の使用抑制により24.6%の低減を達成したことから、今年は目標を達成できると期待しています。」と述べました。

デルタは2015年、「自主的な炭素削減」、「気候変動情報開示」、「気候政策への参加」をコミットする《We Mean Business》に署名しました。さらに、気候関連の財務情報開示に関するタスクフォース(TCFD)に参加し、気候変動リスクと機会の評価を行いました。また、2010年から2019年にかけての高効率製品の提供により、お客様の電力使用量を314億kWh削減し、CO2排出量を1,674万トン削減することができました。これは第三者機関による検証を受けた、透明性のある信頼性の高いデータです。

デルタは水セキュリティに関して、効率の改善と調整というデュアル・トラック・アプローチと健全な水リスク評価プロセスを導入しました。早期警戒システムを継続的に強化するとともに、施設の強靭性を構築し、水資源を強化することで、運営途絶リスクを軽減し、リスクを効果的に管理・対応する機能を高めています。2020年リスク評価の実証ベースとして、桃園工場に「デルタ水リスク評価システム」を設置しました。一方、再生水改善や水の持続可能性を実現するための対策により、地域の水資源の回復力を強化しつつ、今後の開発・成長を踏まえたシミュレーションや水不足リスクの推計を行っています。

CDPの年間環境情報開示・採点プロセスは、企業の環境情報の透明性を高める重要な基準として認められています。2020年には、106兆米ドル以上の資産を運用する515名の機関投資家がCDPに署名をし、CDPプラットフォームを通じた環境負荷、リスク、機会に関する情報開示を企業に要請しました。9,600以上の会社が回答し、過去最高を記録しました。

ニュースソース:デルタ電子株式会社