海英俊は1999年にデルタエレクトロニクスに入社、2004年に副会長兼最高経営責任者(CEO)となりました。2012年6月、デルタの戦略的方向と主要な決定内容を監督し、コーポレート・ガバナンス・メカニズムをしっかりとしたものにするため、会長に選出されました。
現在そのリーダーシップの下、デルタエレクトロニクスはスイッチング電源サプライヤのグローバルリーダーかつ、最新の環境配慮型技術およびエネルギー管理ソリューションの大手企業に成長しました。これら技術は、「より良い明日のために革新的かつクリーンで高効率なエネルギーソリューションを提供する」という同社の企業理念を満たすものです。海英俊の入社後、デルタエレクトロニクスは、収益を4倍の59億米ドル、株式の時価総額は 2004 年の 20 億米ドルから、2013 年には 120 億米ドル超へと増加させました。その株式の 7 割以上が海外の機関投資家により保有されています。
彼は多大な貢献を称えられ、CNBC アジア・パシフィックおよび中国ビジネスネットワーク共催の「2010 China Business Leader of the Year Award」ならびに 2010 年 CNBC アジア・ビジネス・リーダー賞において「Asia Innovator of the Year」部門を受賞しました。2012 年にはIR 誌の大中華圏の「Best CEO Award」を受賞し、2013 年、CNBC の第 12 回アジア・ビジネス・リーダー賞の「Asia Business Leaders Awards」を受賞しました。同賞の受賞によりアジア・ビジネス・リーダー賞で2度受賞した初の台湾企業経営者となりました。
【略歴】GEキャピタル台湾のカントリーマネージャを務めており、それ以前、JPモルガンやシティバンクなどの国際金融機関で重要な役職を担っていました。
米テキサス大学ダラス校で国際ビジネス管理で修士号を取得。