役員紹介

鄭崇華
創業者・名誉会長

鄭崇華はその事業実績と環境改善への貢献により、数々の栄誉と賞を受賞しています。2011年に中華民國企業經理協進會の「卓越成就獎」を受賞、2010年には地球温暖化やエネルギー効率の改善に対する努力が評価され、Ernst & Young's 2010の「Entrepreneur of the Year」および「CSR Entrepreneur」として表彰されました。また、台湾経済紙 天下雑誌は、台湾における「企業家最佩服的企業家」として何度もその名前を挙げてきました。さらに2008年、the International Astronomical Union (IAU)は、環境の持続可能性と環境に配慮することの重要性を一般市民に知らせる取組を称えるため、小惑星 168126号を「Chengbruce」と命名しました。これは台湾の企業家にちなんで命名された最初の惑星となりました。

2007年には台湾の中央大学の地球科学学部から名誉博士号、国立成功大学と国立清華大学の両校から工学名誉博士号が授与されました。さらに2006年には、中華民國管理科學學會の「管理獎章」を受賞しました。

1971年、鄭崇華はテレビ部品を製造するためにデルタエレクトロニクスを設立しました。それ以前は、TRW でエンジニアリング、生産、品質管理の管理職についていましが、そのキャリアは国立成功大学で電気工学学士を受けた後、亜洲航空で航空分野機器のエンジニアとして始まっていました。

2010年に自伝「堅実こそ力なり」が天下出版から出版され、この自伝の中で、デルタ創立に至った過程と成功への指針、50年近く業界に携わってきた中での経験や見識を余すところなく述べ、より良い明日のために革新的かつクリーンで高効率なエネルギーソリューションが必要であるというメッセージを伝えています。

海英俊
会長

海英俊は1999年にデルタエレクトロニクスに入社、2004年に副会長兼最高経営責任者(CEO)となりました。2012年6月、デルタの戦略的方向と主要な決定内容を監督し、コーポレート・ガバナンス・メカニズムをしっかりとしたものにするため、会長に選出されました。

現在そのリーダーシップの下、デルタエレクトロニクスはスイッチング電源サプライヤのグローバルリーダーかつ、最新の環境配慮型技術およびエネルギー管理ソリューションの大手企業に成長しました。これら技術は、「より良い明日のために革新的かつクリーンで高効率なエネルギーソリューションを提供する」という同社の企業理念を満たすものです。海英俊の入社後、デルタエレクトロニクスは、収益を4倍の59億米ドル、株式の時価総額は 2004 年の 20 億米ドルから、2013 年には 120 億米ドル超へと増加させました。その株式の 7 割以上が海外の機関投資家により保有されています。

彼は多大な貢献を称えられ、CNBC アジア・パシフィックおよび中国ビジネスネットワーク共催の「2010 China Business Leader of the Year Award」ならびに 2010 年 CNBC アジア・ビジネス・リーダー賞において「Asia Innovator of the Year」部門を受賞しました。2012 年にはIR 誌の大中華圏の「Best CEO Award」を受賞し、2013 年、CNBC の第 12 回アジア・ビジネス・リーダー賞の「Asia Business Leaders Awards」を受賞しました。同賞の受賞によりアジア・ビジネス・リーダー賞で2度受賞した初の台湾企業経営者となりました。

【略歴】GEキャピタル台湾のカントリーマネージャを務めており、それ以前、JPモルガンやシティバンクなどの国際金融機関で重要な役職を担っていました。

米テキサス大学ダラス校で国際ビジネス管理で修士号を取得。

柯子興
副会長

柯子興は2012年、デルタエレクトロニクスの副会長に任命されました。デルタ関連企業を統括し、クロスビジネス手法や製品を統合、トータルソリューションを提供する責任を担っています。

柯子興は1988年、調達責任者としてデルタに入社、その後まもなく品質保証ディレクターに就任してから工場長に昇進、1994年、今日の電力システム事業の前身となるグループのゼネラルマネージャに任命されました。彼のリーダ​​ーシップと世界戦略計画の下、当社グループの売上高は毎年30%以上成長し、デルタは世界の電力供給産業で主導的な地位を確立しました。その後2004年以降、デルタグループの社長兼最高執行責任者(COO)を務め、世界全体の事業運営および経営、研究開発、製造、品質保証を担当しています。

【略歴】RCA台湾で品質保証マネージャ兼購買マネージャを務め、それ以前にはゼニス台湾ではシニア品質エンジニア、中国スチール株式会社中国鋼鉄では電気技師として務めていました。国立交通大学において制御工学で学士号を取得。

鄭平
最高経営責任者(CEO)

鄭平は2012年、デルタエレクトロニクスの最高経営責任者に任命され、組織運営や新規事業開発を担当しています。

鄭平は1988年、製造部門の課長としてデルタエレクトロニクスに入社、1989~1993年に米国に留学し、学位取得後、製造・材料部門の監督者として、デルタグループに戻りました。翌1997年には、デルタグループの関連会社であるユアサ・デルタの工場長に就任しました。1998~2008年、デルタ・チャイナのコンポーネント・ビジネス・グループの副ゼネラルマネージャ、中国地域担当副社長を務めました。

2008年以来、電源事業グループの上級副社長兼ゼネラルマネージャを務めています。2010年、コーポレート上級副社長兼中国担当社長に就任し、デルタのブランディング、新事業支援や全国事業開発を担当しています。

米カリフォルニア州立大学ヘイワード校で経営学の学士号を取得。

張訓海
プレジデント兼COO

張訓海は、1981年に入社して以来、製品設計エンジニア及びエンジニアリングマネージャー、資材マネージャー、産業自動化ビジネスディビジョン(IABD)ディレクター、産業自動化ビジネスグループ(IABG)ゼネラルマネージャーを歴任し、現在デルタグループのプレジデント兼COOを務めています。

Delta Electronics, Inc.が1995年にIABDを設立して以来、張訓海はディレクターとしてチームをリードし、ACモータードライブを開発しました。その後20年以上に渡り、駆動、制御、センシング、マシンビジョン等の自動化領域に力を注いできました。また、工業用ロボット及びクラウドプラットフォーム、SCADAソフトウェア、エネルギー監視システム、装置・データ収集プラットフォーム等の「スマート マニュファクチャリング」関連製品の革新・開発を主導することにより、世界中の顧客に効率的かつ統合されたソリューションを提供し、スマートかつグリーンな製造の実現を提案しています。

2010年から今まで、張訓海は「15年間の中国自動化領域における最も影響力のあるリーディングエンタプライズ」及び「15年間の中国自動化領域における最も影響力のあるリーダー」、中国「経営管理賞」、「年間中国工業自動化領域リーダートップ10」に4回選出されるなど、数多くの受賞経験があります。

台湾中原大学大学院企業管理研究科出身。