役員紹介

創業者

鄭崇華
創業者・名誉会長
Delta Electronics Foundation 会長

1971年にDelta Electronicsを設立、2012年まで会長を務める。現在はデルタグループの創業者・名誉会長として、企業使命である「より良い明日のために革新的かつクリーンで高効率なエネルギーソリューションを提供」を理念として、電源および熱管理ソリューションのグローバルリーダーへの発展に貢献。 2012年より、デルタグループの名誉会長を務める。

設立当初より数十年に亘る革新的な省エネ技術の開発を通じて環境保護に尽力、デルタグループ独自のESGへの取り込みを包含したビジネスモデルを育成して来ました。さらに、環境保護へのコミットメントに対するイノベーション製品と省エネ技術の開発に取り組むことを経営理念とし、それらによりメディアからは、台湾初の「企業環境長(CEO、最高環境責任者)」、「Godfather of Taiwan Tech」と称賛されています。1990年にはDelta Electronics Foundationを設立、さまざまな環境保護活動、エネルギー教育の深耕、持続可能なエネルギー技術の開発を促進しグリーンビルディングの普及や環境人材の育成に注力しています。

2006年には中華民國管理科学協会からマネジメントに贈られる賞である「マネジメント勲章」を受賞。2008年には「潘文淵賞」を受賞し、2010年には地球温暖化やエネルギー効率の改善に対する努力が評価され、Ernst & Young's 2010の「Entrepreneur of the Year」および「CSR Entrepreneur」として表彰されました。2011年に中華民國企業經理協進會の「卓越成就獎」を受賞し、2013年には工業技術研究院(ITRI)より「ITRI Laureate Award」の栄誉を受けるなど、デルタグループを省エネと気候変動緩和に焦点を当て、企業社会責任(CSR)の業界リーダーへと導きました。2015年にはGlobal Views Magazineから初の「CSR終身貢獻獎」を受賞。更には2016年3月に中華民国の大統領から優れた技術貢献と台湾の産業開発への功績を称えて、「二等景星勳章」を授与。また、環境保護と省エネに対する長年の関心から、2008年に国際天文学連合(IAU)から同名の小惑星「Asteroid Chengbruce」(命名「鄭崇華」)を贈られました。2009年の国際天文年 (International Year of Astronomy)においては「スカイアンバサダー(星空大使)」に選ばれました。

さらに、清華大学、中央大学、成功大学、台湾科技大学、台北科技大学、交通大学、アジア大学、香港都市大学、台北医科大学、陽明大学、台湾大学などの11の名門大学から名誉博士号を受けており、環境保護への長期的な貢献と産業発展への卓越した業績が評価されています。国立成功大学で電気工学の学士号を取得。Delta Electronicsを設立する前はアジア航空とアメリカの精密電子会社に勤務。

会長兼CEO

鄭平
会長兼CEO

1988年にDelta Electronicsへ入社し、2024年にDelta Electronicsの会長に就任、同時にCEO(最高経営責任者)も兼任しています。 デルタグループの組織運営や長期戦略、企業ガバナンスおよび取締役会の強化を担当しています。

入社当時は製造部門のマネージャとしてデルタに入社、1989~1993年に米国留学・学位取得後、製造・材料部門の管理者として、デルタグループへ戻りました。翌1997年には、デルタグループの関連会社であるユアサ・デルタ(当時)の工場長に就任。1998~2008年、デルタ・チャイナのコンポーネント事業グループの副ゼネラルマネージャ、中国地域担当副社長を務めました。2008年以来、電源事業グループの上級副社長兼ゼネラルマネージャを務めています。2010年、コーポレート上級副社長兼中国担当社長に就任し、デルタのブランディング、新事業支援や全国事業開発を担当しています。

米カリフォルニア州立大学ヘイワード校の経営学の学士号を取得。2021年、優れた経営実績と革新的な研究開発力が評価され、台湾産業が世界の持続可能な発展に貢献していることを表し、国立成功大学から名誉工学博士号が授与されました。2022年、デルタグループのブランド分野への転換成功や、潜在的な重要市場へのリソース統合など、開拓的なイノベーション精神が認められ、ERSO Awardを受賞しました。

役員紹介

  • 柯子興
    副会長

    1988年デルタグループに入社。Delta Electronics, Inc.の副会長に任命され、デルタ関連企業を統括し、クロスビジネス手法や製品を統合、トータルソリューションを提供する責任を担っています。

    デルタグループの調達責任者を務め、品質保証ディレクターに就任してから工場長に昇進。1994年、今日の電源とシステム事業の前身となるグループのゼネラルマネージャに任命されました。彼のリーダ​​ーシップと世界戦略計画の下、当社グループの売上高は毎年30%以上成長し、デルタグループは世界の電源供給産業で主導的な地位を確立しました。その後2004年以降、デルタグループの社長兼最高執行責任者(COO)を務め、世界全体の事業運営および経営、研究開発、製造、品質保証を担当しています。

    国立交通大学で制御工学で学士号を取得。

    入社前はRCA台湾で品質保証マネージャ兼購買マネージャを務め、ゼニス台湾でシニア品質エンジニア、中国スチール株式会社中国鋼鉄で電気技師として務めていました。

  • 張訓海
    取締役
    プレジデント兼COO

    1981年に入社して以来、製品設計エンジニア及びエンジニアリングマネージャー、資材マネージャー、産業自動化ビジネスディビジョン(IABD)ディレクター、産業自動化ビジネスグループ(IABG)ゼネラルマネージャーを歴任し、現在デルタグループのプレジデント兼COOを務めています。

    Delta Electronics, Inc.が1995年にIABD(Industrial Automation Business Division)を設立して以来、ディレクターとしてチームをリードし、ACモータードライブを開発。その後20年以上に渡り、駆動、制御、センシング、マシンビジョン等の自動化領域に力を注いできました。また、工業用ロボット及びクラウドプラットフォーム、SCADAソフトウェア、エネルギー監視システム、装置・データ収集プラットフォーム等の「スマート マニュファクチャリング」関連製品の革新・開発を主導することにより、世界中の顧客に効率的かつ統合されたソリューションを提供し、スマートかつグリーンな製造の実現を提案しています。

    2010年から現在まで「15年間の中国自動化領域における最も影響力のあるリーディングエンタプライズ」及び「15年間の中国自動化領域における最も影響力のあるリーダー」、中国「経営管理賞」、「年間中国工業自動化領域リーダートップ10」に4回選出されるなど、数多くの受賞経験があります。

    台湾中原大学大学院企業管理研究科出身。

  • 鄭安
    取締役
    Delta Electronics (Thailand) PCL. CEO

    1993年にDelta Electronicsへ入社。現在はDelta Electronics (Thailand) PCLのCEOおよびDelta Electronics, Inc.の取締役会メンバーとして、組織全体の経営および戦略開発を担当しています。

    以前は、Delta Electronicsのビデオディスプレイ事業部の国際セールスマネージャー兼副社長を務めていました。1999年から2002年まで、ビデオディスプレイ事業部のゼネラルマネージャーを務め、2002年から2019年までは、Delta Electronicsである子会社Delta Networks, Inc.の社長に就任、後に会長を務めました。2014年から2017年まで、電源とシステム事業グループのゼネラル・マネージャーを務め、2017年以来、情報通信技術事業グループ(ICTBG)のゼネラル・マネージャーに就任。2023年はインフラ事業部(IFB)のエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めていました。

    米カリフォルニア州立大学サンタクララ校で電気工学の修士号と学士号を取得。

  • 郭珊珊
    取締役
    CBO(Chief Brand Officer)
    Delta Electronics Foundation 副会長

    2010年にデルタグループに入社。現在はデルタグループの最高ブランド責任者に任命され、Delta Electronics Foundation.の副会長も兼任しています。

    デルタグループのグローバルブランドマネジメントを統括。社内外のブランドコミュニケーションをリードし、国際的なブランド活動を企画。デルタブランドの企業文化と核心価値を構築し、グループのESG社会戦略と実施を形成し、国連の気候変動会議(COP)に参加する総合計画を立案し実現。企業ブランド、製品ブランド、公益ブランド等の発展により、デルタグループは2011年以来、台湾ベストグローバルブランドトップ20に選定れ、ブランド価値が大幅に向上しています。

    台湾大学外国語学部で学士号を取得し、アメリカのミシガン大学でマーケティングコミュニケーションの修士号を取得。

  • 史文景
    パワーエレクトロニクス事業グループ(PEB)
    エグゼクティブ・バイス・プレジデント

    1988年デルタに入社。2024年にデルタのパワーエレクトロニクスビジネスの執行副社長に任命されました。電源とシステム事業グループ、ファンおよび熱管理事業グループおよびコンポーネント事業のグローバル戦略、ビジネス統合およびリソース配分を監督します。また同時に、コンポーネント事業グループのゼネラルマネージャーとして務めています。

    1991年にデルタと進工業株式会社(SUSUMU)の合弁会社であるCyntecに転籍し、研究開発、生産、マーケティング部門においてビジネス運営に関する幅広い経験を積み上げました。2003年にCyntec社のゼネラルマネージャーに昇進し、2011年にデルタのコンポーネント事業群のゼネラルマネージャーになりました。2014年にはCyntecの最高経営責任者(CEO)に就任しました。

    成功大学の材料科学と工学修士号を取得。

  • 唐修平
    モビリティ事業グループ(EVB)
    エグゼクティブ・バイス・プレジデント

    2024年にデルタグループのモビリティ事業部の執行副社長として就任し、チームを率いてEV市場におけるシェア拡大を推進するとともに、EV技術を活用してさらなる環境に配慮した交通事業の展開に取り組んでいます。

    1988年にデルタグループの調達部門に入社し、資材部門やPC電源事業部の部長を務めていました。2008年から2016年まで、電源事業グループ、一般照明事業グループおよび組み込み電源ソリューション事業グループの各総経理を歴任し、チームを率いて売上高や市場シェアを新たな高みに導きました。2017年には、新設されたEVソリューション事業グループの責任者として、電動車市場の開拓に取り組み、国際的な自動車メーカーの1次サプライヤーとして重要な役割を果たし、自動車メーカーの主要なパートナーになりました。

    唐修平は台湾大学の経営学院修士号を取得。

  • 李忠傑
    インフラストラクチャー事業グループ (IFB)
    エグゼクティブ・バイス・プレジデント

    1985年にデルタグループに入社。2024年よりインフラストラクチャー事業グループの執行副社長として、エネルギーインフラストラクチャーおよび情報通信インフラストラクチャーなどの事業をリードし、グローバルな運営目標と戦略を策定し、リージョンのビジネス展開を主導して経営目標の達成を図っています。

    デルタグループの調達マネージャーや資材ゼネラルマネージャーなどの役職を経て、企業資源計画システム(SAP ERP)の導入を主導し、企業のビジネス、資材、製造、財務システムの統合を世界規模で展開する基盤を築きました。2004年に電源事業群のゼネラルマネージャーに就任し、売上高を4倍に増やし、グローバルな電源産業での発展とリーダーシップの地位確立に卓越した貢献をしました。2012年から2017年まではCOOを任命されました。

    台湾大学経営学の修士号を取得。

  • 尹鏇博
    グローバルビジネスオペレーション(GBO)
    エグゼクティブ・バイス・プレジデント

    1992年にデルタグループ調達部門に入社。1999年から2007年まで、Delta Electronics(Dongguan)および関連企業であるDelta Networks Inc.の調達マネージャーを務めました。2008年から2014年まで、Delta Electronics(Jiangsu)のゼネラルマネージャーに任命され、工場運営管理を担当していた。2014年には、Delta Greentech (China) Co., Ltd.,のゼネラルマネージャーに就任、中国市場向けの新規事業開発および管理業務を担当しました。2019年にはデルタグループの電源およびシステム事業のゼネラルマネージャーに任命されました。

    台湾大学と復旦大学において経営学修士号を取得。