技術革新

 

デルタは、技術革新および新製品や技術の体系的な開発に専念しています。特に、エネルギー効率の高い省エネ製品の開発には力を入れています。地球温暖化を緩和し、付加価値と性能により人類の持続可能な未来を確保することを目指し、デルタは、当社のエンジニアリング能力を継続的に強化し、より良い明日のための革新的な技術やソリューションの開発に取り組んでいます。

Key Figures
 
  • R&D センター73ヶ所
  • 通信整流器で98のエネルギー効率達成
  • 16,700+を超える登録された特許
  • 12,000+人超の研究開発エンジニア

世界各地に繋がる研究と開発

デルタは、技術革新および新製品や技術の体系的な開発に専念しています。特に、エネルギー効率の高い省エネ製品の開発には力を入れています。

64ヶ所の研究開発拠点において、米ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パークにあるデルタの研究所には、高効率・高密度の電力変換製品を開発したデルタ・パワー・エレクトロニクス研究所とネットワーク製品を開発しているデルタ・ネットワーク開発研究所などがあります。ドイツ・ゾーストにあるデルタの研究開発チームは、ハイブリッド車、スーパーコンピュータ、ハイエンド・サーバ・ストレージ、通信、データセンター、風力発電コンバータなど、さまざまな用途で使える主要な電源製品や技術の開発に注力しています。

中国においては上海・浦東にあるデルタパワーエレクトロニクスセンター(DPEC)は、先進的な省エネ技術を積極的に開発するため、1999年に設立されました。また、CNAS(中国製品評価技術基盤機構)は、当社の上海、広東、江蘇の研究所および上海と江蘇の研究開発センターのPh.D. イノベーションステーションを認証しました。


研究開発と人材の育成

デルタは、研究開発の知識と技術革新を促進するために、長年、多額の投資を行ってきています。米国のマサチューセッツ工科大学、バージニア工科大学、ケースウェスタンリザーブ大学などや、台湾の国立成功大学、国立中央大学、国立台湾大学を始めとする台湾・中国両国の名門大学と提携して研究開発プログラムを進めています。中国では、デルタ財団法人は「デルタパワーエレクトロニクス科学教育開発プログラム」や「デルタ奨学金プログラム」を設け、上位8大学と共に様々な高度なエネルギー効率の高い製品や技術を共同開発しています。

技術革新

当社の技術革新的な設計能力は、競合他社の中でも群を抜いています。電源管理にコアコンピタンスを持つ当社は、データセンターのための電力装置、冷却ファンおよび冷却ソリューション、産業オートメーションシステム、EV/HEV用パワートレインや主要コンポーネント、ハイエンド投影装置、LED照明、再生可能エネルギーを始めとするいくつもの関連事業を急速に成長させてきました。また、中電圧ドライブ(MVD)、風力タービン用コンバータ、グリーン建築など、新規分野での開発も積極的に進めています。

デルタの通信用電源はエネルギー変換効率98%を達成、業界をリードしています。2012年には96%のエネルギー効率を実現したサーバー電源を開発し、世界初となる80PLUS”titanium-grade”を取得しました。近年、電気自動車に搭載される充電器向けにはより使いやすく、安全性を強化し、ネットワークへも接続可能な最大エネルギー効率96%の製品を開発しました。

近年、一般の人々が当社の革新的な環境配慮型技術による恩恵を受けることができる高密度で高効率な製品およびソリューションを開発してきました。ファンおよび熱管理では、低消費電力、低騒音技術を積極的に用い、当社の製品の小型換気ファンや、熱風送風機、熱交換器にも採用しています。

国際的評価

デルタの研究開発統合能力、製品の技術革新と設計能力は、様々な国際賞を受賞しています。2010 年以降、デルタは iF 賞、レッドドット賞、CES技術革新賞、COMPUTEXベストチョイス賞、台湾優秀賞を始めとする数多くの国際的権威のある設計賞を受賞しています。これまで、台湾国家産業イノベーション賞、タイ首相産業賞を始めとする様々な賞を受賞してきました。また、デルタは、英国のビジネス・イノベーション・職業技能省が編纂した2007年研究開発スコアボードによると、研究開発費に最も多くの金額を投じた世界の企業上位500位にランクインしています。これらの各種賞は、デルタが省エネ、持続可能性と価値創造をコアバリュー大切にしていること、ならびに、システムインテグレーション、設計、販路、ブランド、サービスにおけるイノベーションを高く評価しています。