2020/05/05

デルタ初の8K環境ドキュメンタリー映画「水起・台湾(Water with Life in Taiwan)」
ヒューストン国際映画祭(the WorldFest - Houston International Film Festival)でゴールド・レミ賞を受賞

デルタ電子ファウンデーション (Delta Electronics Foundation)が後援し、NHKエンタープライズが制作した世界初の8K解像度の環境ドキュメンタリー映画「水起・台湾(Water with Life in Taiwan)」が、第53回ヒューストン国際映画祭(the WorldFest - Houston International Film Festival)の短編ドキュメンタリー部門においてゴールド・レミ賞を受賞しました。同映画祭における受賞は、同様にデルタ電子ファウンデーションが後援した環境ドキュメンタリー映画「看見台灣(日本語タイトル:天空からの招待状)」の受賞に続き、今回が2回目です。さらに「Water with Life in Taiwan」を環境教育を目的に学校や博物館において広く活用するために、2020年半ばに公共放送に利用可能な4K解像度版を公開する予定です。

 デルタ電子ファウンデーションの副会長であり、映画「Water with Life in Taiwan」のプロジェクトリーダーであるShan-Shan Guo(郭珊珊)は、「このドキュメンタリーは私たちが直面している環境問題を批判することに焦点を当てている訳ではありません。むしろ、画期的な8K画像で台湾の水資源の豊かさと美しさを独自の視点で鮮やかに表現しています。この映画の高精細な8Kによる映像は見ている者をその場へ引き込み、その自然の美しさを慈しみ護りたいという気持ちにさせるのです。そして、人類が自然環境をどのように護るかが、このドキュメンタリー映画の主題です。台湾サクラマス(タイワンマス)保護担当者、棲蘭山神木群のガイド、汚染された水からアイスキャンディーを作成した若いアーティストたち、彼らの思いがこの映像から伝わり、誰もが自然環境を護りたいと思うようになります。さらにこの映画には、北浦での干し柿造り、美濃での紙傘、埔里での伝統的な手工芸紙など、台湾の美しい水が育む文化や習慣、そこにある台湾での幸せな生活を反映したシーンが多くあります。この台湾の人々と自然環境との結びつきが表現されたことは、ヒューストン国際映画祭賞の審査員によって高く評価される鍵となりました。」と述べています。

 ヒューストン国際映画祭(the WorldFest - Houston International Film Festival)は、北米においてサンフランシスコ国際映画祭・ニューヨーク国際映画祭と並ぶ米国で最も古くからある3大映画祭の1つです。今年は、4,500本以上の作品の中から「Water with Life in Taiwan」がレミ賞受賞作品に選ばれ、昨年のNHK BS 8Kチャンネルでの放送開始に加え、さらに国際的な評価を頂くことになりました。

 「Water with Life in Taiwan」は、デルタ電子ファウンデーションがスポンサーとなり、日本のNHKエンタープライズが撮影を担当、撮影は南は墾丁から黒潮が繋ぐ北の北海道にまでに至り、四季を通じて台湾の水資源の美しさと多様性を表現するために50名を超える専門家チームによって撮影され、映画制作には1年9か月の時間と約100万ドルが投資されました。さらにデルタ電子ファウンデーションは地球温暖化と水資源に引き続き注目し、海に関連する2つの8K高画質環境ドキュメンタリー映画の撮影をサポートしています。そのひとつは4月22日のアースデイにストーリー公募を発表した8K映像「鯨碳之歌」、もうひとつはサンゴ礁の生態系における海の温暖化と種の変化を探る内容となる映像ドキュメンタリーです。

 「Water with Life in Taiwan」は、その編集版を2019年3月よりNHK-BS 8Kチャンネルにおいて放送開始以来、この1年で41回が放映されました。台湾においては美術館と協力し、37,000ルーメンの新開発の高輝度レーザー8Kプロジェクターを使用したパブリックビューイングを開催しています。現在進行中の8Kドキュメンタリーツアーは残念ながらCOVID-19感染拡大の影響により一時的に中断されていますが、今年の半ばには4K画質の広報版が環境教育用にリリースされ、この気候変動と水資源に関する映画が学校や博物館で見られるようになります。

ニュースソース:デルタ電子株式会社