中国寧波市宏泰プラザ

宏泰プラザは、中国東部の港町である寧波市にある重要な都市複合体タワーです。70万㎡の総建築面積を誇る宏泰プラザは高レベルのショッピングセンターと5A※のオフィスビル、5つ星のホテル、レクリエーションセンター、飲食街、ファッションと流行の生活スタイルを提供するレジャー施設を含む複合施設です。

※5A・・・OA (office automation)、BA (building automation)、CA (communication automation)、FA (fire automation)、SA (security automation)

新たに開発された寧波の東部都市施設として、宏泰プラザは「エネルギー効率、快適性、Smart & Green」をデザインコンセプトの重点に置き、その効率的なビルディングオートメーションソリューションは、様々なシステムを駆使してエネルギー消費を最小限に抑え、エネルギー効率を最大限に向上させます。

ただし、宏泰プラザにある関連設備の操作は多種に亘り、ビル全体各所に高電力負荷装置が配置されていました。さらに冷却機、空冷ヒートポンプ、ボイラーシステム、VAV(Variable Air Volume:可変風量装置)、AHU(Air Handling Unit:エアハンドリングユニット)、換気、給排水、スマート照明、配電、エレベーターなどを含む各統合サブシステムには計6300を超える制御ポイントがありました。

宏泰プラザには、ショッピングセンター、レクリエーションセンター、アートセンター、5つ星ホテルがあり、全ての施設が持つ、常に高いレベルの環境を確保するための室内空気品質、快適性、照明を制御する各施設ごとの多様なサブシステムと複数の棟にある電気制御システムを統合できる中央監視・制御システムを必要としました。

LOYTEC製品は、BACnetとLON、Modbus、OPCその他通信標準をサポートし、単一の制御プラットフォーム上で、冷却システム、エレベーターその他多様なシステムを速やかに統合できます。さらに、LOYTECのソリューションは、多数のビル間にわたる大量のデバイスを制御することで、全体投資コストを削減し、エネルギーの節約を実現します。

各階層の操作・保守関係者は、コントローラモード(現地制御モード)に統合されたLCDディスプレー、スマートフォン、タブレット(ブラウザーモード)、パソコン(監視モード)へのアクセスにより、統一された管理インターフェースを通して各種管理情報をリアルタイムデータとして取得・分析でき、アラームに対しても短時間で対応、安定した操作を実現できます。

デルタグリーンテック(中国)有限公司は、LOYTECの安定性という特長を十分に活用し、そのソリューションにより、宏泰プラザの要求とする全体的快適さ、セキュリティ、知能制御・管理を実現しました。